令和7年6月より新たに秋田県支部長に就任いたしました石川と申します。
楊名時八段錦・太極拳秋田県支部は、「健康・友好・平和」を基本理念とするNPO法人日本健康太極拳協会を本部とし、全国に34の支部を展開する中の一つとして、秋田県内において楊名時八段錦・太極拳をともに学びながら普及にも努めている団体です。平成17年10月に設立されてから令和7年度で20周年を迎えております。
楊名時八段錦・太極拳は、一つ一つは独立した8つの動作でストレッチと筋トレの効果がある八段錦と、大河の流れのように悠々と舞うことにより深い呼吸と穏やかな心になる楊名時太極拳からなります。
老若男女問わず、人と競わず比べず、気軽に楽しみながら一生続けられる運動となっております。また、気軽な健康体操として実践していく一方で、学べば学ぶほどその奥の深さに感動することもあり、それを仲間とともに共有していくことは本当に楽しいものです。
関心のある方は、お試しで構いませんので、ぜひ一度、わたしたちとともに楊名時八段錦・太極拳を舞ってみませんか。最寄りの教室や当ホームページの問い合わせ先に連絡してみてください。

創始者である楊名時師家(1924年~2005年)は、数々の言葉を残しておりますが、その中で、私のお気に入りをご紹介して就任の挨拶とさせていただきます。
今日という日を最高に生きるための5つの戒めの言葉=「あいおおく」
あ:あせるな
い:いばるな
お:おこるな
お:おこたるな
く:くさるな
よろしくお願いいたします。
令和7年6月
NPO法人日本健康太極拳協会公認
楊名時八段錦・太極拳秋田県支部
支部長 石川 聡

秋田県に、楊名時太極拳が入って来たのは、約40年前、宮城県の宮本和通先生が、秋田市で講習会を開いたのが縁でした。
その後、秋田市・能代市・北秋田市と広がっていきました。現在は、県北・中央・県南と普及しています。
平成17年10月に、秋田県支部が設立され、会員は現在約130名となっております。
無念無想で立ち、心を養います。気功では、站粧功といい基本功です。
八つの技からなる医療体術(気功の一種)
ゆっくり動き、心・息・動を調和させます

健康でなければ人生を豊かに生きることはできません。健康即幸福と言うことができます。
楊名時八段錦・太極拳は、1960年(昭和35年)に楊名時師家により創始され、指導・普及されてまいりました。中国古来の武術にその源を発する太極拳のうち、簡化二十四式に独自の工夫を加えるとともに、八段錦(八つの医療体術)とあわせて二本柱として稽古を重ねております。
心が大らかで、こだわりがなく、自分の健康・幸せだけでなく、他人の健康・幸せも願うような、広々とした、穏やかな心で、心を込めて、深い呼吸とともに、柔らかく、ゆったりと動いています。また、楊名時八段錦・太極拳は、「健康・友好・平和」を基本的なスローガンとして掲げています。高齢者でも体調を崩している人でも、無理なく続けられ、稽古を継続していくならば、心身がリラックスして、自然に健康になり、若さを保つことになるのです。
1999年より、NPO法の成立に伴い、東京都知事(本部事務所所轄)の認証を得て、任意団体から、NPO法人「日本健康太極拳協会」に生まれ変わり、40年の伝統を引き継いで活動し続けております。
おりしも世界一の長寿国と言われ、ますます高齢化社会に進んで行く我が国において、他者と技を競い合うものでなく、「心・息・動」で表現されるように、心を込めて深い呼吸とともに身体を動かす健康法である、この楊名時八段錦・太極拳が全国各地の地域社会の皆様に愛好されるならば、心身の健康の維持・増進と社会の発展に寄与できるものと信じております。